味の記憶
私が前回、食べながらテレビをみたり、ネットを見ることで、味わうことへの意識がいかなくなるのが残念だなーって話を綴りました。
さらに、食べるのは腹を満たすだけでなく、いろいろな角度から考えられることを綴っていきたいと思います。よく、お子様をお持ちの方は「食育」という学びがあるように、まさに食べて味わうことはいろいろな意識が芽生えてきます。
食べることで満たされる
それって私達の五感の中でも味覚が作用しています。
腹を満たすだけでなく、食べる事とはいろいろな機能がつながってきます。
その中でも今回は味覚について考えてみましょう。
味覚を決める要素として、「味の記憶」が大きく作用していて
歳を重ね、多くの味を経験していることが
結果的に味覚の形成につながります。
身体の必要なものを摂取し、悪いものを避ける
舌の「センサー」機能にも関係していて、
健康維持にも重要な要素である
味覚!
その味覚について綴りたいと思います。
味覚をつくる日常的な向上としては4つあげられるかと思ってます。
①積極的にいろいろなものを味わう
これは好奇心にもつながりますね。日ごろから珍しいものがあれば
試してみるとか、海外旅行に行っても食べたことがない現地の食材などを試してみるといった味覚をつくるもの行動から!ってことです。
②食事について会話する
誰かと一緒に食事をするときは、おいしさを感じる風味を表現してみるとか、なるべく味に対して思ったことを口にするのは自分の感覚を知る上でも良いことです。
③味を探りに行く
漠然と食事をするわけでなく、能動的に味わいを楽しむ。ということ。例えばお子様がいた場合は子供に味の手がかりを与えてあげるのです。果物を食べたときに「甘いね」という一言ではなく、「甘いだけじゃなく、すこし酸っぱいね」といか酸っぱい味についても意識させてあげる。
④材料や調理方法を想像する
例えばレストランでカレーを食べに行ったとして、「どんな味がするのだろうか」「どんなスパイスでこの味を出しているのだろうか」と想像しながら食べるという意識
子供さんと一緒であれば、家の料理との違いも話すきっかけとなります。
味覚の向上によって美味しい気持ちを共有できたり、誰かと一緒に食べているときって味うを深く記憶するきっかけとなります。
人によって味の感じ方は人それぞれ、その内容をお互いに表現することで、味への
洞察が深まっていきます
⑤食べ物の周囲情報を知る・楽しむ
食べ物がどの地域で作られたのか、材料の旬はいつ頃なのか、様々な「周囲情報」を楽しみながら思いを巡らさることは、味の記憶の領域を広げるために役立ちます。
いかがでしたか?
食べる事をしっかり「味わう」ことで、自分がどう感じているのか味のセンサーがどう働いているのか、そんな話題ができるとおもしろいですよね。
私達の五感の中でも、味覚というのは生死の要となる感覚でもあります。
食べる時の感情によっても吸収率が変化する事を意識して、リラックスした心地よい気分で食を楽しみたいものです!
私達って食べたものでつくられているから!
味わうことって大切ですね~
ありがとうございました☆
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